懸賞雑誌の賞品未発送事件について思う事。と、その対策
当選できない架空懸賞・フェイク懸賞・ニセ懸賞
もくじ
賞品が届かない懸賞
今朝Twitterを見ていたら、「懸賞の当選賞品を4年、3,600人分以上送らず」というショッキングなニュースが目に飛び込んできました。懸賞生活を楽しむ懸賞主婦としてはとても残念なニュースです(ノ◇≦。)
この件については昔から思うことがあったので、架空懸賞のことと雑誌懸賞の当選確率について書きました。
ニュースの概要
晋遊舎の「まちがいさがしフレンズ」「てんつなぎフレンズ」など6種のパズル雑誌に掲載されていたパズル問題の景品を、2016年以降少なくとも3,600人分以上に発送していなかったことが内部調査で判明したとのことです。
発送しなかった理由がいろいろと書いてありましたが、そもそも届いたハガキの抽選もしていなかったのではないか・・・と思ってしまいますね。o゚(p´⌒`q)゚o。
この雑誌は書店やコンビニなどでよく見かける雑誌たちなので、懸賞生活をしている人はもちろん、一般の人達でも目にしたことが多い雑誌なのではないでしょうか。私も妊娠期間中に実際に購入してキャンペーンに応募したことがありましたが、当選はできませんでした。
社内コンプライアンス調査で発覚
社内調査で発覚した事実をしっかりと認めて公表してくれた点は良かったと思いますが、賞品を目当てに雑誌購入をしてコツコツ応募していた人たちは「詐欺だ!」「騙された!」と怒っている方が多いと思います。私も過去に応募経験があるので非常に残念な気持ちです。
繰り返されている懸賞賞品の問題
実は過去にも同様の懸賞賞品にまつわる事件が起きているんです。
そして、2020年 晋遊舎の賞品未発送
どれもとても大きな会社であり、全国の書店で販売されていた有名な雑誌ばかりでした。
こういった行為は読者の信頼を大きく損ねることになり、最終的には出版社へのダメージとなり返っていくと思うのですが、なぜこういった事が繰り返されてしまうのか・・・
なぜ不正な懸賞が生まれるのか
なぜこういった問題が繰り返し起こるのでしょうか!?
問題が起きてしまう原因としては、「当選賞品代金の節約」「業務多忙による抽選・発送の放棄」などがあると思いますが、そもそも豪華なキャンペーンを開催する目的は「人の目を引くため」です。
- 豪華賞品のキャンペーンを開催して雑誌を多く売る
- 当選人数を水増ししてアンケートを多く集める
- 高額Twitter懸賞を開催してフォロワー数を増やす
などなど、目を引くキャンペーンで注目を集めて、人やお金を集めることが目的になっています。
発覚するのは一部
このように雑誌キャンペーンの事件ばかりがニュースになっていますが、これはたまたま事件が発覚した上に大手企業だったためニュースになっているだけなのです。
実際には規模が小さいためニュースにはならないけれど、雑誌以外のWEBサイトやSNS上で数多くの「当選できない架空懸賞」が開催されています。発覚しにくいため、今後もなくなることはないのかもしれませんo(TヘT)o
数多く開催されている架空懸賞
近年ではTwitter、Instagram、LINEなどSNSを利用した架空懸賞が急速に増えています。
その中でも「Twitter」は簡単なアカウント開設、多くの利用者数、RTの絶大な拡散力、フォロー&RTだけの簡単な応募方法などキャンペーン開催に向いているため、多数の架空懸賞が開催されてしまっています。
架空懸賞に騙されないための対策
主催者を選別する
よくわからない個人や実態のない企業が開催しているキャンペーンには応募しないことをオススメします!!
企業が開催するキャンペーンであれば、「商品を広く知ってもらうこと」や「対象商品を購入してもらうこと」が目的ですが、個人や架空企業が開催しているキャンペーンでは応募規約もなく個人情報の取得、怪しいサイトへの誘導などが主な目的になっています。
もちろん全てではありませんが、その人がキャンペーンを行う意味を考えてみましょう。(ただし、元ZOZOの前澤社長などは例外ですね。。。)
キャンペーンの過去を見る
しっかり抽選を行って賞品を発送してくれる会社のキャンペーンに応募するには、その会社の過去のキャンペーン結果を検索してみます。
私の懸賞サイトでもいいですし、googleやTwitterで「キャンペーン名 当選報告」などで検索してみて、当選者が実際にいたのかを確認できると安心できますよね♪もちろん全員が当選報告をしているわけではないので当選報告がないからといってフェイク懸賞だとは言いきれません。
架空懸賞を見極める?
残念ながら、架空懸賞を100%見極めることは不可能です。
今回のように大手企業が架空懸賞を開催してしまうと、応募側が気付くことは非常に難しいです。過去に発覚した事件も含め、内部告発からたまたま表に出てきただけだと思うので、基本的にはわかりません。
ハガキ・切手代や応募する労力や気力が無駄になってしまいますし、なによりも懸賞業界自体の信頼を失うことになるので本当にやめてほしい!と思うのですが、残念ながらこれを100%見分けることはできませんo(TヘTo)
「企業が開催するキャンペーンでも数%は抽選されない懸賞があるのかも」と考えて応募するしかないと思っています。でもほとんどのキャンペーンは当たりますからヽ(≧o≦)ノ
金銭被害だけは絶対に防ぐ
懸賞に応募したことで迷惑メールやDM、営業電話がかかってきてしまうことは応募規約にも書いてあるので、仕方がないのかなと思っていますが、一番怖いのはお金を盗られてしまうことです。
「ネット懸賞の安全性について」でも書きましたが、まともな懸賞であれば懸賞応募時や賞品受取時などに金銭のやり取りが発生することはありませんので、お金を振り込み依頼や、口座番号・クレジットカード番号の登録を促されても絶対にしないようにして、すぐにその場から離れましょう。
懸賞は当たります
と、ここまで不安になることばかり書いてきましたが、懸賞は応募すれば何割か当たります!
これまで私が応募してきた懸賞の中でも、気がついていないだけで架空懸賞は何個もあったんだと思います。そういったものは当然当選できていませんが、それでもこれまでにたくさんの懸賞に当選させていただきました。
たくさん応募して、たくさん当選できたから言えますが、ほとんどの企業懸賞は安全であり、誠実にキャンペーン運営してくださる企業さんや出版社さんばかりです。今回のようにどうしても悪いことだけが目立ってしまいますが、全てのキャンペーン開催企業が悪いのではないのです。
私の検証結果では
これまで当選者水増し騒動が起こるたびに「懸賞なんて当たらないよ」とか「応募するほうが悪い」みたいなことがネット上に書かれていてなんだか悔しく悲しかったです(´⌒`。)
これまではあまり当選に関して詳しい情報を発信することができませんでしたが、数年前から「ハガキ懸賞の当選確率検証」を始めてハガキ懸賞の当選確率データが揃ってきたので、今なら証拠付きで「この種類のハガキ懸賞は○○%当たります!!」とハッキリ言えるようになりました!
↓ここに私のこれまでの検証結果がありますが、応募ハガキの約15%が当選しています。さらに、検証で発見した懸賞のコツを活用して応募すれば当選確率を「20%以上」に向上させることも可能になります!
雑誌懸賞は当たりやすい?
私のハガキ検証では「雑誌懸賞」にはほとんど応募できていません。
これまでに雑誌懸賞の応募を頑張ろうとしていた時期もあるのですが、普段から本を読まない私は雑誌の購入費用と興味のある雑誌が見つからなかったこともあって、途中から応募をやめてしまいました。当選者名欄に本名が出てしまうことも気になります。
しかし誰でもサクッと応募できるTwitter懸賞などと比べ、このように雑誌懸賞は応募ハードルが高いため、当たりやすいと言われています。
私が毎月雑誌懸賞の検証を続けていて完璧な結果を出せればよかったのですが、途中でやめてしまったので中等半端なデータですが、雑誌懸賞には2018年~2019年の間に「30通」応募して「4通」当選したという記録が残っています。この結果の当選確率は「約13.3%」ということになります。
思ったよりも低いですが、これは自分で購入した「幼児向けの雑誌」や家族が購入した「週刊マンガ」などの雑誌懸賞に応募した結果です。どれも販売部数が多い雑誌だと思うので、販売部数が少ない雑誌の懸賞を狙えば当選確率はきっと20%を超えるのではないかと思います。
懸賞の未来ついて
今回のような懸賞に関する悪いニュースが流れるたびに、このニュースで懸賞応募者が減って、懸賞の人気がなくなってしまうのではないかと心配になります(つд⊂)
応募者が減れば当選しやすくなるのに?と思われるかもしれませんが、長い目で見れば懸賞人気がなくなることによってキャンペーンの開催数自体も少なくなってしまうんです。
私がまだ懸賞に応募していなかった数十年前の懸賞賞品はとても豪華だったと聞きます。企業のキャンペーン予算が多かったのだと思いますが、それはキャンペーン参加者が多く その費用対効果が高く出ていたためではないでしょうか。
というわけで、懸賞の人気がなくなることは豪華な懸賞がなくなり開催数自体が減ってしまうことに繋がります。懸賞が生活の一部である私にとってはそれはとても悲しいことです。
近年SNS懸賞が急増してきているように、人気・効果があればキャンペーン数は増えていきます☆
懸賞の楽しさが多くの人に伝わり、昔のように懸賞人気が高まって、懸賞人口が増えていくようにこの懸賞サイトを更新し続けていきたいと思います(⌒▽⌒)/
まだ懸賞に応募したことのない方、当選しなくて応募することを諦めてしまった方、ぜひ懸賞に応募し続けてみてください♪